独身時代は確固たる目標がなく、夢ばっかり見、亡霊のようにさ迷い、そして悩み、苦しかったことはなく、楽しかったことは多かった。
私の悩みとは自分の頭が悪くて、その無能振りです。
周囲で見かける人はすべて優秀に見え、自分はなにもかも普通以下の
人間だと思っていた。
自分で勝手に決めつけていたけれど、それなりに努力すれば普通に
なんでもできることが、少しづつ理解できてきた。
もし、あなたが学校や職場で他の人からひどく傷つけられても、
そんな人は器の小さい人間で、そんな人間のことであなたが
落ち込むことはない。
あなたの人間性や人柄を好意的に評価してくれる家族や
その他の人の方が多くいる。
だからくよくよしないで前向きに生きてほしい。
どんな人でも挫折や無気力、悲しみ、憎悪といったものを
ある時経験して悩むのですが、そんな心境の時には旅に出る、
趣味に没頭する、家族に甘える、なにもしない。
気分転換や過ぎていく時間が心を癒してくれる。
仕事には身を入れてなかったけれど、音楽の情熱はあった。
現在も若き日の情熱を持ち続けている斉藤さんから入手したCDを聴くと、
あの頃の自分を思い出す。
遠くへ行きたい 中村八大/作曲 永六輔/作詞